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生産性が問われる今だからこそ「モチベーション」について考えよう!

お世話になっております。
今回は「モチベーション」について書きたいと思います。
モチベーションとは動機付けの事です。企業活動においては、組織目標と個人目標を結び付け、組織構成員が組織に対して積極的に貢献する行動を引き起こす事です。
モチベーション理論には個人を動機付けるのは何かを研究する「内容理論」と個人はどのようなプロセスで動機付けられるのかを研究する「過程理論」があります。
「内容理論」で有名なものは
・マズローの欲求段階説
・マクレガーのX理論・Y理論
・ハーズバークの2要因理論
「過程理論」で有名なものは
・ブルームの期待理論
です。
簡単に説明すると
 マズローの欲求段階説は人間には低次から生理的欲求→安全の欲求→愛情の欲求→尊厳の欲求→自己実現の欲求があり、低次の欲求が満たされると一段上の欲求が現れるというのものです。
欲求が高次になるほど人間関係の改善だけでなく、仕事そのものを魅力的にしていく必要があるというお話です。
 マクレガーのX理論・Y理論は2つの人間観を基にした考えです。
X理論(性悪説)とY理論(性善説)があり、Y理論(性善説)に基づくモチベーション効果の方が効果があるというお話です。
具体的な手法は目標管理(MBO)であり組織の目標に基づき、組織構成員が主体的に目標を作成、その目標に向かって自らを律しながら業務を遂行していこうとする制度です。
 ハーズバークの2要因理論は職務に満足を感じる要因と不満足を感じる要因は異なり、それぞれが独立して存在する、という2要因理論(動機付け要因、衛生要因)のお話です。
仕事に対するモチベーションを上げるためには、動機付け要因を改善する事が重要であり、具体的な手段としては、職務拡大や職務充実が挙げられます。
 ブルームの期待理論は人間の心にモチベーションが発生する過程を明らかにしようとする理論です。人は心理的に自分が最も有利と考えられる行動を選択すると考え、人間のモチベーションは努力した成果が欲求水準に達成する見込み(期待値)と報酬が自分にとってどのくらい魅力的かの程度(誘意性)の両方が大きい必要があるとした理論です。
それぞれの理論の説明は長くなりますので個別にご質問頂いた際、説明させて頂きます。
 私個人として述べたい事はモチベーションとやりがいは別だという事です。
モチベーションは物事を行うにあたっての動機・目的です。
やりがいは物事を実際に行った後に感じる感情です。
モチベーションとやりがいの大きな違いは「行動の前後」にある感情であり、実際にやりがいを持つことでモチベーションを高く保つことも可能です。仕事にやりがいを持つと達成感、充実感、成長感を得られモチベーションは高まります。
モチベーションを維持できると生産性や社員のリスキリング等の学習、経験値アップに対する行動・結果も変わり、企業は成長します。是非取り組んでみてはいかがでしょうか
 最後に私個人のお話を書かせて頂きますと「社会保険労務士」「行政書士」として開業したのは経営者様をサポートさせて頂き、より良い環境、状況にて経営して頂きたいという思いからです。それが「目的」でありそのために枝分かれしている「手段」が資格取得、生涯勉強、仲間集めの活動、etc.です。全ての手段が目的に結びついています。
 今後ともセンス(手段)を磨き、才能(目的)を開花させれるよう行動して参ります。今度ともよろしくお願い申し上げます。
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